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うまくなる!クラリネットのおすすめスケール教本4冊

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皆さんは普段スケール(音階)の練習はしていますか?

 

クラリネットを上達する為にスケールの練習はとっっても重要なものです。

はもちろん、レガートタンギングの練習になりますし、調性感和声感を養うことにも役立ちます。

 

曲に出てくる沢山の連符たちも実はそのほとんどはスケールの一部なのです。

スケールを練習することで譜読みもぐっと早くなりますよ!

 

今回はおすすめのスケール教本をご紹介します!

 

ランスロ:クラリネットの初歩

ランスロ: クラリネットの初歩/ブージー & ホークス社日本語版教本

ランスロ: クラリネットの初歩/ブージー & ホークス社日本語版教本

 

 目安:初心者〜クラリネットを始めて1年くらい

 

以前の記事でもご紹介しましたジャック・ランスロの「クラリネットの初歩」です。

難しくなりがちなスケールを初心者でも無理なく練習できるように書かれています。

使用音域もよく考えられており、変な癖がつく心配が少ないです。

初心者用だけあって全ての調性が書かれている訳ではなく、#♭3つまでの調となっています。

 

 私はほとんどの生徒にまずこのスケールを練習するように勧めています。

 初めてのスケールとして最適です。

 

アルバート(アルベール):クラリネットのための24のスケールと練習曲

アルベール: クラリネットのための24のスケールと練習曲/カール・フィッシャー社

アルベール: クラリネットのための24のスケールと練習曲/カール・フィッシャー社

 

 目安:クラリネットを始めて2〜3年目くらい

 

一般的にクラリネットの初歩が終わったら次はアイヒラーのスケール(次に紹介するスケール)に進むというパターンが多いです。

でもそれだとかなり急激にレベルが上がってしまう印象なんですよね。

もちろんできそうであれば、アイヒラーに挑戦するのが良いと思いますが、「自分にはアイヒラーはまだ難しすぎる」「アイヒラーをやってみたけど挫折気味」というような人にはこのアルバートがおすすめです。

 

レベルは丁度クラリネットの初歩とアイヒラーの中間

使用音域はアイヒラー程広くないですが、分散和音が充実していてとても良いスケール教本です。

調性も全調書いてあり、必要最低限のスケールはほぼ網羅されています。

音域が少し狭めとはいえ、このスケールをきちんと練習すればかなりの力が身に付くと思いますよ!

 

 

アイヒラー:クラリネットの為のスケール

目安:クラリネットを始めて2年目〜上級者

 

おそらく日本で最も有名なスケール教本です。

クラリネットほぼ全音域を使用した広い音域で、主要スケールパターンが書かれています。

 

内容は以下。

・音階

・主和音の分散和音

・属七和音の分散和音

・3度音程

・2度音程

・オクターブ    等

 

前述したようにクラリネットの初歩が終わった後、このアイヒラーに進む人が多いです。

高音域まで使用されているので最初はびっくりしてしまうと思いますが、意外とすぐ慣れるので心配しなくても大丈夫。中学生でも1〜2ヶ月もすると苦もなく吹いちゃうようになります。

 

クラリネットの広い音域を使ってスケールを吹くことはアンブシュア息の使い方身体の使い方にとても良い影響を与えてくれます。高音域も低音域と同じアンブシュアで吹くのがポイント。

 

音大受験の課題として使用されるだけあって、素晴らしいよくできたスケールです。

プロでもこのスケールを練習し続けているという人は結構多いですよ!

 

(一番有名なスケールなのになぜかAmazonにはないみたい。なんでだ!)

 

 

ディディエ:クラリネット奏者の為の音階 第1巻

 目安:クラリネットを始めて2年目〜上級者

 

クラリネットのスケール教本でアイヒラーと双璧をなすのがこのディディエのスケールです。プロでも愛用者が多いです。

本場フランスではアイヒラーよりこちらの方がポピュラー。

 

アイヒラーを何周も練習して少し飽きてきたという人や、もっと違うパターンのスケールも練習してみたいという人におすすめです。

使用音域はアイヒラーより若干狭めなのですがパターンが豊富で、アイヒラーとはまた違う視点でスケールを練習することができます。

 

内容は以下。

・音階

・2度音程

・3度音程

・4度音程

・5度音程

・6度音程

・7度音程

・オクターブ

・主和音の分散和音

・属七和音の分散和音

・導音の七の和音の分散和音      等

 

アイヒラーとかなり内容が違うのがわかると思います。

一番の特徴は「2度音程〜オクターブ」のインターバル(跳躍)の練習が充実していることですね。

インターバルは指の柔軟性アンブシュアを変えずに音を当てる練習に持って来いです。

 

このディディエのスケールには第2巻もあり、そちらもかなりおすすめです。

1巻が終わったら2巻に進んでみるというのも良いですね!

 

 

横川晴児:音階と運指

横川晴児 : 音階と運指 (クラリネット教則本) ルデュック出版

横川晴児 : 音階と運指 (クラリネット教則本) ルデュック出版

 

 目安:上級者

 

最後にご紹介するのがこれ。

NHK交響楽団首席奏者 横川晴児氏著のスケール教本です。

 

クラリネットの最高音である上の「ド」まで使用されています。

アイヒラーよりさらに広い音域で書かれていることになります。

 

内容は以下。

・音階

・3度音程

・主和音の分散和音

・属七の分散和音

・導音の七の和音の分散和音

・オクターブ

・2度音程

・3度音程

・4度音程

・5度音程

・6度音程

・7度音程

・8度音程(オクターブ)

・9度音程

・10度音痴

・2オクターブ

・運指表

 

考えうる全てのスケールパターンが書かれているのではないかと思われる程の充実ぶりです。

短調が2パターン旋律的短音階和声的短音階)書かれているのも特徴的。

 

すごいスケールだと思います。完全に音大生以上のレベルへ向けて書かれていますね。正直鬼です。難しいです。

私も学生の頃からこれを練習しています。今でもほぼ毎日練習しているスケールです。

 

それから、おまけ的扱いになっているのですが巻末の運指表が何気にすごいので一見の価値ありです。

全音域の微分音(四分音)の運指が載っています。

微分音の運指が載っている本はいくつか出版されていますが、おそらくこの運指表が最も実用性が高いです。

現代音楽を演奏するときにはいつもお世話になっています。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はご紹介した4冊はどれも自信を持っておすすめできるスケール教本です。

 

自分の目的レベルに合わせて選んでみて下さいね。

スケールを練習すると曲を吹くのがもっともっと楽しくなりますよ!

 

 

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朝練 クラリネット 毎日の基礎練習30分 鈴木良昭 著

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